ちょっと語っていいですか。
長くなりますよ。

ここ、もともとはお酒の種類が豊富な居酒屋さんでした。
焼酎や日本酒だけでなく、カクテルの種類も多くて、一緒に飲む相手を問わず、「そのお酒ないんですよ」と断られることがなかったお店でした。

お酒の種類以外に、行っていた理由としては、駅から直結していることもあって、「最悪走れば電車まで5分！終電ギリギリまで飲む！」という兵がメンバーにいるとき、実際に終電に乗って帰るかどうかは別として、1番駅近な店舗なんです。
「いやいや、岐阜駅のなかにも居酒屋があるじゃん」と思うかもしれませんが、何かそれは違って。
その兵たちの多くは、今は愛知で暮らしているけど地元は岐阜です。
その人たちにとって、玉宮は、あのお店も、こっちのお店も、「〇〇と行ったな」「あの時に使ったな」と思い出だらけ。

玉宮に飲みにきて、現在の生活に戻っていく。
そんなとき、最後の最後に片足つっこんで悪あがきしながら玉宮を味わえる、そんなお店でした。
だから決まっていくのは、２軒目、３軒目。

コロナ禍になり、時短営業をも余儀なくされて、2軒目どころか飲みにも行けない日々が続くと、もちろん続けることは困難で。
今考えればわかることなんだけど、こうやってガランとなって、コンクリートだけになった店内を見ると、ぐっとくるものがありました。

綺麗なお店やチェーン店もたくさんあるけど、玉宮には玉宮の独特の雰囲気があります。
ビールケースさかさまにして座る昼間っから赤い顔したおじちゃんや、同級生なのか男女混じって複数人でわいわい道いっぱい広がる姿、きれいなお姉さんたちの女子会や、日頃の鬱憤を吐き出したお姉さま方、呂律が回っていないのに次のお店へ行こうとするおじさんたち。
きっとどこの町にも広がる光景なんだけど、それが玉宮にある、っていうだけで恋しくなる。

たまにこういう記事で、「この場所だからこそ、ここにお店を構えたい人がいる」という表現をしますが、「ここが玉宮だからこそ、ここに行きたい人がいる」というのも大きな町の魅力。

本当はまたここに、２・３軒目として楽しめるお店ができてほしいけど、賃料や単価とのバランスで飲食店は難しいのかな？（急に現実的なこと考えるやん）とも考えています。

既に飲食店としての名残はないぐらいスケルトン状態なので、ご自身の好きな世界観を作ることが可能！
ぜひこのままにしないで、「玉宮に片足をつっこんだ」ぐらいにさせず、「玉宮にどっぷり浸かる」ぐらい勢いのあるお店を大大大募集します～～！

みんなの大好きな玉宮の玄関口が、こんなスケルトンのままでいいの？（急な煽りスタイル）
ぜひお問い合わせをお待ちしております！
（お問い合わせ時は「オススメコメントの熱量が他と全然違う物件」といえば伝わると思います。）