倉庫・工場物件はなんで少ないの?
不動産知恵袋 2021.10.27
かとう不動産でお問合せの多い、倉庫・工場。お探しの方は経験あるかと思いますが、なかなか見つからないですよね。
「そんなに理想は高くないはずなんだけど」と、お客様の中にはもうかれこれ数年さがしている、という方もいらっしゃいます(!)
住居や店舗・事務所に比べて圧倒的に少ないのが倉庫・工場。そもそもなんで倉庫や工場の空き情報は少ないのでしょうか?
倉庫・工場物件が少ない理由について説明していきます。
①そもそも数が少ない
住居や店舗・事務所に比べて倉庫や工場の数は少なく、それが賃貸や売買物件として市場に出るのは更に少数になります。
また、アパートやマンションのように人に貸す(売る)ために建てる人は少なく、自己利用していて使わなくなったので貸しに出す(売りに出す)のが一般的です。
この需要と供給のバランスがマッチしていないことに目をつけて、倉庫ばかり建てたり買ったりして賃貸する方もいらっしゃるんですよ。
②やりたい業種ができるエリア・環境に建っていない
「用途地域って?」の回でもお話したように、建物には決められた地域で決められた用途で使用しなければないという法律があります。
倉庫や工場を必要とする業種の方は、建物内で騒音がするような作業をしたり、大型車の乗り入れが必要となることが多いです。
お問合せいただく方の半数は、「準工業地域」「工業地域」のエリアで探さないといけないのですが、そのエリアでの物件の空きがない事が多いです。これらの地域はとても人気があるため家賃が高い傾向があり、借りたくても借りられない事も多々あります。
また、良い物件が見つかっても、前面道路が狭かったり、ホイストが取り付けられない構造だったり、高さが足りなかったり、近隣が住居で音が出せない環境だったりと様々な問題があるようです。
③入居者の退去が決まった時点で、次の入居希望者に話がいくので情報が表に出てこない
現在入居中の方の退去が決まった時点で、かとう不動産に以前お問合せいただいたお客様の中から条件に合いそうな方にご連絡をします。
HPに掲載する前にその方で成約することが多い為、ネット上には出てこないのです。
え?前から問合せしてるのに、連絡がこないよ!という方がいらっしゃれば、マメにご連絡ください。連日、弊社にはたくさんのお問合せを頂いております。本当にこればかりはご縁ですので、すみません。
倉庫・工場物件はなんで少ないの?まとめ
需要はあるのに物件がない。その理由は
物件数が少ないこと、物件が希望のエリアや環境に建っていないこと、情報が回ってこない。これらが原因となっています。
かとう不動産では毎日物件を更新しています。
気になる物件があってもなくても、是非お問合せください。