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敷金と保証金の違いって?

敷金と保証金の違いって?

物件探しの際、「敷金」「保証金」という言葉を目にすると思いますが、この用語の意味はご存じでしょうか❔

どちらも「入居時、賃料の滞納や原状回復費用の担保として予め貸主に預けておくお金」で、その意味は同じなのですが、なぜ2種類の言葉が存在するのでしょうか。
その違いについて以下でまとめてみました。

敷金・保証金の違い


上記の通り、敷金も保証金も「賃料原状回復費用等、契約に関わる費用の担保として借主から貸主に預けられるもの」という意味ではどちらも変わりありません

調べによると、
・「保証金」は関西方面、一部の九州地方で用いられる言葉
・「保証金」という概念のエリアでは、貸主へのお礼の意味で借主からもらう「礼金」という概念がない為、退去時に保証金から償却して(差し引いて)その分を貸主に礼金扱いで渡す

地方での言葉の使い方から2種類の用語が生まれたということは頷けますね👆

それ以外にも
・敷金は主に居住用で使われ、保証金は一般的に事業用物件に使われる
ちなみに、敷金・保証金はあくまで預り金なので課税対象にはなりません。

実務的な話でいうと、「敷金だから」「保証金だから」ということで違いはないように思います。
「契約書の条項・特約を確認する」ことの方が重要になってきます。

敷金・保証金は「契約内容・特約を確認しよう」


よくある契約書の内容を読み解くと
・「保証金3か月分のうち、退去時に1か月分償却する」→「保証金3か月分のうち、退去時に保証金から1か月が保証金から差し引かれる」
・「敷金3か月は退去時全償却される」→「敷金3か月分は、退去時全額戻ってこない」
という意味になります✨

差し引かれた費用がどのような用途で使われるかは貸主や管理会社により方針が異なるため、契約前に確認しましょう。

敷金・保証金の違いって?・まとめ


結局のところ、敷金と保証金の違いは言い方の違いで、「事業用物件では保証金という用語がよくつかわれる」。敷金・保証金共に「退去時差し引かれる金額は契約内容により変わる」ということになります。

契約ごとに差し引かれる金額や用途が異なるので確認して、退去時に「こんなはずじゃなかった!」と慌てることがないようにしたいですね✨✨