火災保険って入らないとダメ?
不動産知恵袋 2021.09.01
賃貸物件を借りる時、火災保険(かとう不動産では「事業向けテナント総合保険」と呼んでいます)の加入が必須となります。
皆さんはこの「保険」は一体何のために入るのか、ご存じでしょうか。
初期費用高くなるから入らない、不動産やさんから必ず加入するように言われたから仕方なく入った、という声を聞くことがあります。
そもそも、この事業用賃貸を契約した時に入る火災保険とはどんなものなのでしょうか。
事業を営む中で起こるリスクから守る保険
店舗であれ、事務所であれ、事業を営んでいれば様々なリスクはつきものです。
たとえば室内でボヤを起こして建物に損害を与えてしまったり、水漏れが原因で階下の店舗に被害を出してしまったり・・・
そんな時の修理費用は莫大なものになる可能性が有ります。そんな時、火災保険が補償をしてくれるのです。
火災保険の中身
火災保険は、大きく分けて3つあります。
【設備、什器等の補償/費用補償】
火災、水災等、落雷、破裂または爆発、盗難、給排水設備の事故による水漏れ、建物外部からの物体の飛来・落下・衝突などなど、それ以外の不測かつ突発的な事故によって設備や銃器等の損害を被った場合の補償です。
【借家人賠償責任補償】
簡単にいうと、オーナー様に対しての補償です。
店舗・事務所を借りているときに、室内で火災・破裂、水濡れにより物件に損害を与えてしまい、オーナー様に対し法律上の賠償責任を負担した時に保険金が支払われます。
【施設賠償責任補償】
分かりやすくいうと、お客様への補償のことです。
業務中、偶然に起きた事故で他人の身体に障害を与えてしまったり、持ち物を壊してしまった場合、法律上の損害賠償責任を負担した時に保険金が支払われます。
それ以外にも、加入する保険によってはお客さんの持ち物を汚してしまった、食中毒で営業停止になってしまった、などなどの補償してくれることもあります。 (オプション)
業種や室内に置くもので保険料が違う
事業用の場合はオフィス利用なのか、飲食業、美容業、危険物を扱う業種などでも保険料が変わってきます。
(かとう不動産でご案内している保険は、飲食業の方の保険や美容サロンの保険とで補償内容が異なります)
事業用物件の火災保険は必ず入ろう!
賃貸物件を借りる際は、火災保険の加入が必須となります。
皆さんの会社の規模や業態に見合った補償を追加することで安心して業務が行えますね。
初期費用を浮かせたいばかりに、火災保険の加入をしぶって大事故に巻き込まれてお金が払えない・・・なんてことが無いように、必ず保険には加入しましょう。