接骨院を始めようと思ったきっかけを教えてください！

はい、私自身ずっと野球をやっていたのですが、高校3年生の時、ケガをしてしまい最後の大会に出場できず、「やりきった！」という思いを抱えたままです。
ほかの方たちには、私のように不完全燃焼で終えるのではなく、やりきって次のステップに進む手助けをしたい、と思ったのがきっかけです。

では、その後の進学・就職先も接骨院開業に向けて、決定をしていったんでしょうか。

はい、そうです。
専門学校を卒業後は、総合病院に就職しましたが、そちらの面接でも開業を目指していることを伝えていました。
そちらの病院では、柔道整復師の資格を持つ私たちに、積極的にギプス巻きや包帯交換などをさせて頂けました。
整形外科の先生に着いて、回診の補助をすることも多く、たくさんの患者さんを見ることが出来たので、総合病院での勤務は本当に学びが多かったです。

私は整形外科にかかることがなかったので、そもそもお医者さんが固定などを行うことが多い、というのも初めて知りました！
では接骨院に勤務しているけど、そういった対処が出来ない、という柔道整復師さんもたくさんいるってことなんですね！

そうですね、
接骨院は固定を必要とする患者さんが来院することは少ないです。
そのため、今まで接骨院のみで経験を積んできた柔道整復師さんは、いわゆるマッサージのような手技は得意な方が多いのではないでしょうか。

「接骨院」と一括りに言っても、経歴によって施術できる幅が大きく異なるんですね～！
じゃあここに着たら、ギプスや包帯のまき直し、あとは脱臼なども治せる…ということでしょうか！？

はい、もちろんです！

大きな病院だと待ち時間が長いので、接骨院で出来るのは助かりますね！
今回、開業するにあたり、「こんな接骨院にしたい！」というイメージは、昔からお持ちでしたか？

はい、高校生の時に柔道整復師の資格を取る、ということを決めてから、自分の接骨院のイメージはずっと書き溜めていました。
施術内容や、何を目的にするか、など昔からずっと考えていたので、物件探しの条件は自分のなかで固まっていて、ここを見た時「ここしかない！」と思いましたね（笑）

ただ、ひとつ問題が…
ほかの方とご希望がかぶってしまったんですよね。

そうなんです。
ただ、接骨院を開業するにあたり、施術するスペースの他、アスリートの方や、ケガをした子どもたちへのコンディショニング調整なども行えれば、と思っていました。
なので、ある程度の広さがあり、ケガをした方も来院しやすい1階で探していたので、本当にここしかない！という状況だったので、大家さんに手紙を書きました（笑）

手紙！
確かに私たちも大家さんたちとお話をしていると、職業や経験はともかく、人柄としてどんな方が借りられるのか、を尋ねられることがあります。
そういった点では、手紙でのアピールはとても真面目で、親しみが持てますね。

ありがとうございます。
本当にこちらの物件は、内装の工事をすることなく、ほとんどそのまま使用することができ、理想の物件そのものでした！
受付のカウンターも以前からあったもので、収納がたくさんできるし、とても立派です。

本当にとても立派ですね！
今後、開業する方にアドバイスなどあれば、教えてください！

アドバイス…そうですね。
私の場合は昔から事業計画のベースになるような、広さや作り・施術メニューなどを考えていたので、やりたいことがはっきりしていたのが決断の指針になりました。
細かくいろんなことを考えていたほうが、自分のなかで選択肢を減らすことが出来たので、これは作っておいてよかったな、と思います。
ただ、以前の職場を退職してから、開店までの期間が短かったので、もう少し開店準備の期間をしっかりと設けておけばよかったな、と反省してます。

ありがとうございました！