新規開館「岐阜浮世絵春画美術館」 岐阜市木挽町
新規開店 2023.11.08
いつもホームページをご覧いただき、ありがとうございます!
この度、ご契約していただき新規開館を迎えた
「 岐阜浮世絵春画美術館 」さんをご紹介させていただきます。
場所は 〒500-8011 岐阜県岐阜市木挽町29−1
「岐阜城」「公園の湯」のすぐ近く!
岐阜バス「岐阜公園歴史博物館前」のバス停の目の前になります。
館長の柴田さんにお話を伺いなら、「浮世絵」「春画」についても詳しく教えて頂きました👀
みなさんは「浮世絵」や「春画」について、どのぐらいご存知ですか?
まずは春画を集められたきっかけを教えてください!
骨董品に興味があり、骨董店を訪れた時に春画に出会いました。
一瞬を切り取ったような鋭い洞察力で、細かいところまで巧みに書かれているところに魅力を感じ、それから集めはじめ2000点以上となりました。
一瞬を切り取ったような鋭い洞察力で、細かいところまで巧みに書かれているところに魅力を感じ、それから集めはじめ2000点以上となりました。
私、はじめて春画をこうやってしっかりと見たんですが、細かく説明書みたいに書かれている巻物もあるんですね。
そうなんです。
春画ってどこかタブーとされていましたが、もともとは女性の嫁入り道具でもありました。
また子孫繁栄や家内安全の願いを込めた、厄除け・お守りとしても使用されていたんですよ。
ですので、紙幣や御朱印帳の裏に貼ってあるものも残っています。
春画ってどこかタブーとされていましたが、もともとは女性の嫁入り道具でもありました。
また子孫繁栄や家内安全の願いを込めた、厄除け・お守りとしても使用されていたんですよ。
ですので、紙幣や御朱印帳の裏に貼ってあるものも残っています。
知りませんでした!
また浮世絵について知らない私でも、見かけた事のある名前がいくつもあります。
また浮世絵について知らない私でも、見かけた事のある名前がいくつもあります。
春画の歴史は、実は浮世絵の歴史なんです。
ただ幕府からの取り締まりを免れるため、偽名を使って描いていた浮世絵師もいました。
しかし普段書いている浮世絵とタッチが似ていたり、人物の顔つきや色合いで「もしかしたら、これはあの有名な浮世絵師なのでは…?!」と思わされるような作品がいくつもあります。
もしかしたら、私の持っているコレクションのなかにも、有名な浮世絵師が書いたものがあるかと思うと、ドキドキしますね。
ただ幕府からの取り締まりを免れるため、偽名を使って描いていた浮世絵師もいました。
しかし普段書いている浮世絵とタッチが似ていたり、人物の顔つきや色合いで「もしかしたら、これはあの有名な浮世絵師なのでは…?!」と思わされるような作品がいくつもあります。
もしかしたら、私の持っているコレクションのなかにも、有名な浮世絵師が書いたものがあるかと思うと、ドキドキしますね。
本当に発色具合や、使用されている紙の表装もそれぞれ独特で面白いです!
やはりこういった芸術作品を展示する場所ということで、物件の条件もこだわりがあったのでしょうか?
やはりこういった芸術作品を展示する場所ということで、物件の条件もこだわりがあったのでしょうか?
こういった春画の美術館というものが世界的に見ても珍しいので、観光に訪れた方に見てほしい、という想いがあり、このエリアでの開館を検討していました。
また直射日光は厳禁なので、大きな窓がないことも大事なポイントでしたね。
ここはもともとダンス教室だったみたいで、大きな鏡が設置されていたり、床もそのまま使用できました。
作品の劣化を防ぐため、照明はすべてLEDに変更しましたよ。
また直射日光は厳禁なので、大きな窓がないことも大事なポイントでしたね。
ここはもともとダンス教室だったみたいで、大きな鏡が設置されていたり、床もそのまま使用できました。
作品の劣化を防ぐため、照明はすべてLEDに変更しましたよ。
かとう不動産はどのように知っていただいたんでしょうか?
別の物件が候補になっていたので、そこに掲示されていた看板を見て、お電話しました。
ただそのほかの条件を含めて、いろいろご相談させていただくうちに、こちらの物件が見つかりましたね。
ただそのほかの条件を含めて、いろいろご相談させていただくうちに、こちらの物件が見つかりましたね。
美術館をオープンするにあたって大変なことはありましたか?
やはりどのコレクションを展示するのか、という点ですね。
全てを飾ることはできないので、テーマごとに随時入れ替えをしていく予定です。
まだまだご紹介したいものがたくさんありますから。
春画って日本の文化ではありますが、いま残っているものの6割が海外の美術館やコレクターが保有していると言われています。
そのため、日本で展示会をやろうとしても、海外の美術館からレンタルしてこなきゃいけない。
全てを飾ることはできないので、テーマごとに随時入れ替えをしていく予定です。
まだまだご紹介したいものがたくさんありますから。
春画って日本の文化ではありますが、いま残っているものの6割が海外の美術館やコレクターが保有していると言われています。
そのため、日本で展示会をやろうとしても、海外の美術館からレンタルしてこなきゃいけない。
岐阜城に訪れた海外の方も興味を持ってくださりそうですね。
岐阜の新たな観光地として、ぜひ岐阜県民のみなさんも推して頂きたいです!
岐阜の新たな観光地として、ぜひ岐阜県民のみなさんも推して頂きたいです!
はい、そのためにはぜひ岐阜の方も遊びに来てください!
昔の作品ですが、「こんな鮮やかに色が残るものなのか」とびっくりするぐらい発色のいい作品や、細かいところまでしっかりと見ていないと書けない髪の乱れ方、当時の生活がそのまま描かれているであろう背景を見るのも楽しいです。
昔の作品ですが、「こんな鮮やかに色が残るものなのか」とびっくりするぐらい発色のいい作品や、細かいところまでしっかりと見ていないと書けない髪の乱れ方、当時の生活がそのまま描かれているであろう背景を見るのも楽しいです。
私も先ほど拝見して、「猫がいる」「着物の柄とふすまの柄を合わせてある!」と何度も驚きました。
作品によって、全然顔つきなどが違うのも面白いです。
作品によって、全然顔つきなどが違うのも面白いです。
最初のうちは背景にも力を入れて書いていましたが、「性風俗」としての春画になると、背景が書かれなくなっています。
そういった時代背景を考えながら見るのも、おすすめです。
そういった時代背景を考えながら見るのも、おすすめです。
よく見ると、私たちが頑張れば解読できそうな文字が書かれていました。
知らなかった春画の世界ですが、その奥行きの深さを感じられました…!
是非岐阜から、浮世絵・春画の文化が周知されるといいですね。
今回はありがとうございました!
知らなかった春画の世界ですが、その奥行きの深さを感じられました…!
是非岐阜から、浮世絵・春画の文化が周知されるといいですね。
今回はありがとうございました!
岐阜浮世絵春画美術館
〒500-8011 岐阜県岐阜市木挽町29−1
ヒビノコーポラス1階
10:00~16:00 火曜定休
入館料1500円